沖縄県の翁長知事は23日記者会見を行い、アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、知事の許可を得ずに岩礁が破壊された可能性が高いとして、沖縄防衛局に対し、名護市辺野古沖での作業を1週間以内に中止し県の現地調査に協力するよう、23日指示したことを明らかにした。そのうえで翁長知事は、沖縄防衛局が指示に従わない場合は前の知事が出した埋め立て工事で岩礁を破壊する許可を来週にも取り消す方針を示した。
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この中で翁長知事は、アメリカ軍普天間基地の移設計画に関連して、「知事の許可を得ずに岩礁破壊がされた蓋然性が高いと思量されることから、県が必要とする調査を実施することとし、調査終了後、改めて指示するまでの間、海底面の現状を変更する行為のすべてを停止するよう指示した」と述べ、沖縄防衛局に対し、ボーリング調査も含めて名護市辺野古沖での移設に向けたすべての作業を1週間以内に中止し県が独自に行っている現地調査に協力するよう、23日指示したことを明らかにした。
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そのうえで翁長知事は、「違反した場合は許可を取り消すことを条件に付して許可している。腹は決めている」と述べ、沖縄防衛局が指示に従わない場合は、昨年8月に前の知事が出した埋め立て工事で岩礁を破壊する許可を来週にも取り消す方針を示した。
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