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全国で不審者による子供の連れ去り事件が増えているのを受け、千葉県成田市は、市立の小中学生約6700人に携帯用の防犯ブザーを無料で貸し出すことを決めた。対象は、市立の小学校20校の児童約5400人と、中学校8校の女子生徒約1300人。市は各学校を通じて父母らの理解を得たうえで、早ければ3学期中に貸し出しを始める。東京都杉並区などで例はあるが、県教委は「県内では珍しい」としている。 |
市内では、登下校中の子供が不審者に追いかけられたり、体を触られるなど、児童へのこうした事件が今年4月から11月末までに22件発生。昨年1年間の15件に比べ、急増している。危機感を強める市は「事件が起こってからでは遅い。事前に出来る限りの防犯体制を整えたい」と話している |
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