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殺人で逮捕され処分保留で釈放の元副会長が警察の捜査を批判

大阪市東淀川区の府営住宅で自治会長の男性が昨年5月19日午後10時20分頃に殺害されているのが見付かった事件で、大阪府警・東淀川署は事件の当日、一緒に自治会の活動をしていた同じ府営住宅に住む元副会長(69)を今年2月に殺人の疑いで逮捕したが、大阪地方検察庁は3月18日に処分保留のまま釈放したが、その元副会長(69)が19日に弁護士と共に大阪市内で会見し、警察の捜査を批判したうえで、「地獄から生還できました。とにかくつらかったです」と心境を語った。
元副会長によると、警察の任意の事情聴取は昨年8月以降、5ヶ月間に数十回行われ、当初は関与を否認したものの、11月中旬になって、自分が殺害したという内容のメモを書いたことを明らかにした。
そのうえで、「なぜそんなことを書いたのかと言われるが、何日間も『お前が犯人だ』と言われ続けたら、負けてしまいます」と述べ、警察の捜査を批判した。そのうえで、「地獄から生還できました。とにかくつらかったです。1日も早く、真犯人を逮捕してほしい」と心境を語った。
同席した伊賀興一弁護士は「犯人とする証拠は何もなく、過酷な取り調べによって錯乱した人にやったと言わせ、容疑を作り上げた」と批判した。
逮捕当時、大阪府警・東淀川署は直接の証拠はないものの事件が起きたとみられる時間帯にほかに一緒にいた人物がいないことなどから同じ府営住宅に住んでいた自治会の副会長(69)を2月に殺人の疑いで逮捕したと一部で報じられていた。


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