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愛知県警が治安回復プラン発表/愛知県

犯罪の増加傾向が著しい愛知の治安を回復するため、愛知県警は26日、活動の数値目標や施策を盛り込んだ安全・安心・愛知のAAA(トリプルA)プランと名づけたアクションプランを発表した。来年から3年間をメドに、街頭犯罪の2割減や、プラン実現のため「3年間で警察官1000人の緊急増員」を目指している。こうしたプラン策定は県警として初めて。
今年1~11月の刑法犯認知件数は20万5110件で前年同期比14.3%増。全国では2.3%減少しており、流れに逆行した形だ。特に自動車盗、自動販売機荒らし、忍び込みの件数は全国ワースト1位を占めた。
・街頭犯罪・侵入犯罪の増加に歯止め
・児童虐待やストーカーなど女性、子供が被害者となる犯罪の検挙
・暴走行為の取り締まりと非行集団の解体
・来日外国人犯罪の取り締まり強化
を基本目標に掲げ、それぞれ発生の2割減や検挙の2割増を数値目標として示した。
また取り組みとしては、「空き交番」対策で拠点交番141カ所に非常勤の交番相談員を配置
・県民、行政、警察の三位一体による活動を推進する「安全なまちづくり条例(仮称)」制定
・児童虐待、ストーカー、DV(配偶者間暴力)の対策強化
などを挙げている。
県内では05年に愛知万博開催や中部国際空港開港を控えているため、「そのための態勢を取らなければならず、(実質的に)人員は減ることになる」(警務部幹部)。04年度の政府予算案では、全国で地方警察官3150人の増員が認められたが、うち愛知への割り当ては200人で、こうした警察官の増加や検挙人員の増加が、犯罪の増加に追いついていないのが現状だ。また、県警の一般職員が過去5年間で64人削減されているため、プランでは3年間で150人の増員を目指している。
後藤啓二・警務部長は「(プランは)県や県民への警察の決意表明でもある。人的整備についても関係機関の理解を得られるよう努める」と話している


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