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厚生労働省が4日発表したところによると、生活保護を受けている世帯は、昨年12月の時点で前の月より約3,200世帯増えて161万8,196世帯で高齢者世帯の増加で過去最多を更新したことがわかった。
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世帯別に見ると、最も多いのは65歳以上の「高齢者世帯」で、前の月より約2,000世帯増えて76万4,693世帯と、全体の48%を占めた。次いで働くことができる世代を含む「その他の世帯」が27万9,536世帯、怪我や病気などで働けない「傷病者世帯」が26万8,247世帯、「障害者世帯」が18万8,143世帯などとなっている。
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一方、生活保護を受けた人の数は、前の月より約3,400人増えて217万161人で、依然として高い水準となっている。
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厚労省は、「雇用情勢の改善などで、働くことができる世代を含む『その他の世帯』などでは減少傾向が続いているが、高齢者世帯の受給に歯止めがかからないため、全体として受給世帯の増加傾向が続いている」と分析している。
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