EAS(電子式商品監視システム/万引き防止装置)のチェックポイントシステムジャパン(東京・千代田区神田和泉町、小泉久也代表)は、このほどホームセンター最大手のカインズ(群馬県高崎市)との間で、商品の製造・納品段階であらかじめ感知ラベル(防犯タグ)貼付してから納品する、いわゆる「ソースタギング」について、メーカー・ベンダー計33社(約800アイテム)と協業することで合意、11月納品分から実施した。これにより、国内小売業で初めてソースタギングが開始された。 |
ソースタギングは、店頭でのタグ付け作業が大幅に削減できるため、欧米や豪州、アジアなどの各国でタグ付け商品が増加し、不正抑止効果が劇的に向上することが実証されている。さらに、商品を大量にオープン陳列することも可能となるため販売促進や売上げ向上につながることが期待されている。 |
チェックポイントシステムジャパンでは、今回のカインズとのソースタギングの開始を機に、ソースタギングの本格的な普及・定着、および将来的なICタグへの以降を目指し、他のホームセンターや化粧品など取扱商品が一部重なるドラッグストアやディスカウンターなど、また各小売業の団体などにも呼びかけ、納品対象先の小売店を積極的に増やすことで、1年後には国内小売店全体で参加メーカー、ベンダー数を合計300社12,000アイテムまで拡大させたいとしている。 |
なお、チェックポイントシステムジャパンの波多野一義社長は、去る12月17日に急逝、社葬による葬儀告別式を来年1月11日午後1時から東京・文京区大塚の護国寺で執行する。このあと小泉久也氏が代表取締役社長に就任する予定である。 |