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「シャルリ」風刺画の本を日本で出版へ~東京の第三書館~

東京・新宿区大久保にある出版社「第三書館」が今月10日に、フランスの新聞社「シャルリ・エブド」が掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を転載した本を出版することを予定しているとして、国内のイスラム教徒らで作る団体が6日会見し、抗議するとともに販売を取りやめるよう求めた。
1月19日から全国約5千の書店にチラシを送っており、約千店で販売される予定。A5判64ページで税抜き550円。
出版社によると、「シャルリ・エブド」が掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画など約40点を転載し、預言者の顔を隠すなど一部を加工するほか、複数の専門家のコメントを掲載するとしているという。出版社の社長は「シャルリ・エブドの風刺画は許されるものではないと考えているが、問題を議論するために風刺画を載せた」と話している。
これに対し会員のほとんどがイスラム教徒の「在日パキスタン人協会」は6日夕方、記者会見して「日本での平和な生活に混乱を招くような行為だ」として厳重に抗議する声明を出し、販売を取りやめるよう求めた。
フセイーン・ハーン会長は「議論を呼びかけたいと言いながら風刺画を掲載するのは矛盾している」と批判し、「イスラム教の名をかたった誰かが騒ぎを起こさないか心配だ」と述べた。
出版社では、全国の書店から店頭に置きたいという意向が寄せられているということで、警視庁など全国の警察は不測の事態に備えて、出版社が入っている建物や本を販売する書店などで警戒に当たることにしている。



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