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異物混入相談、1万6000件=2割弱が身体的被害―国民生活センター |
国民生活センターは26日、食品の異物混入に関する相談が2009(平成21)年度以降、約6年間で1万6,094件にのぼり、そのうち2割弱に当たる3,191件が「口の中を切る」などの危害情報だったと発表した。同センターによると、「食料品」についての相談は1万4,656件で、うち危害情報は2,583件と約17.6%を占めたが、「外食・食事宅配」は1,438件中608件で42.3%にあがったという。
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14年度の危害情報の中身は、「歯が欠けた」「歯が痛い」などが110件で最も多く、「刺傷・切傷」の85件、「消化器障害」の76件が続いた。
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異物はゴキブリやハエなどの「虫」が345件で最も多く、次いで「金属片」は253件、「毛髪や体毛など」が202件だった。
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具体的な事例としては、「ウインナーの袋を開封したら、生きている芋虫が出てきた。メーカーに連絡したが、現物を見る前に製造過程での混入の可能性は低いと言われた」「カップ麺にうじ虫が入っていた。後日、工場での混入は認められないとの調査結果を受け取った」などがあった。
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