牛丼チェーン店 「すき家」は、過重な労働の問題が指摘されたことをきっかけに、全国約1,200店で深夜営業を休止していたが、22日までに今後すべての店舗で深夜営業を再開する方針を固めた。深夜営業の再開は順次進め、今年3月末までに約700店で実施し、 今年6月末までにはすべての店で行う計画。
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「すき家」を巡っては深夜時間帯に1人で勤務するいわゆる「ワンオペ」などが問題となったことで多くの店で深夜営業を休止し、これによって運営する親会社・ゼンショーホールディングスが今年度の中間決算で創業以来、 初の最終赤字となるなど業績面にも影響が広がっていた。
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このため、会社では調理に手間がかかるメニューの見直しや研修の強化などを進め、労働環境の改善や必要な人手の確保にメドがついたとして全店での深夜営業の再開に踏み切ることにした。
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一方、経営陣が従業員の労働実態を十分に把握していなかったことも問題となったことから、会社では勤務状況などをチェックする担当者を新たに置などくして過重労働の問題の再発を防ぐとしている。
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