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熊本県警が年末恒例「10大ニュース」取り止め

熊本県警は今年から年末恒例「10大ニュース」の発表をやめるという。集計などに手間がかかり、「その時間を警らにあて、一つでも犯罪検挙を増やそう」というのが理由らしい。
背景にあるのが年々悪化する治安。県内の刑法犯の認知件数は5年間で約1.3倍。検挙率は98年の53.6%が02年には31%に低下している。
仮に「10大ニュース」をやれば、上位に挙がりそうな10月の女子大生殺害事件。大阪の中年男が逮捕され、遺体も奈良の山中から発見された。
続く松橋町の男女殺害事件でも、連日150人規模の聞き込みで3週間後に30歳の男を逮捕。最近では熊本市繁華街の発砲事件で、主犯の暴力団員が出頭。「警察がなめられていない証拠」とある警察官は胸を張った。
この1年、ひところ世間を騒がせた「警察官の不祥事」は影を潜めた。「小さな犯罪が大きな事件の温床になる」と警察官はよく口にする。小さな不祥事の発覚で世間の信頼を失墜させることなく、来年も「頼れる警察官」で治安回復に努めてほしいものである。


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