理化学研究所は18日、小保方晴子研究員によるSTAP細胞の検証実験結果について、19日午前10時30分から東京都内で記者会見を開いて説明すると発表した。検証実験チームの相沢慎一リーダーらが説明し、小保方氏は出席しない。
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会見にはSTAP細胞論文の共著者で、小保方氏とは別に検証実験を行っている丹羽仁史副リーダーも出席する。
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STAP細胞について小保方氏らは1月に英科学誌「ネイチャー」で発表し、7月に撤回した。小保方氏は7月から神戸市内の理研の施設で、監視カメラ付きの部屋で第三者の立ち会いのもと実験を始め、1人でSTAP細胞が再現できるかを調べていた。期限の11月末で実験は終了した。
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理研関係者によると、実験で得られたデータを分析したところ、論文に記載されたように、マウスの体の細胞を弱酸性の液体などで刺激する方法では、万能細胞ができなかったと結論づけられたという。
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小保方氏は4月の記者会見で、STAP細胞について「何度も確認されている真実」「200回以上、作製に成功している」などと主張していた。
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