京都府宇治市立の小学校と中学校計31校のうち、児童傷害事件が起きた宇治小を含め14校(45%)が平日の昼間、不審者を知らせる警報装置を切っていたことが19日、同市教委の点検調査で分かった。 |
警報装置は2001年6月の大阪の校内児童殺傷事件を機に導入されたが、安全管理意識が薄れていたとみられ、各校は18日の事件後、慌てて作動させたという。 |
また市立幼稚園も含めた計35校で、防犯カメラのない校門が16カ所あったため、市教委は各校門にも設置する方向で検討を始めた。 |
警報装置は校門のセンサーが来訪者を感知すると、職員室などのチャイムが鳴り、教職員がモニターを見て人物を確認する仕組み。 調査によると、小学校22校中10校と中学校9校中4校が平日の昼間はチャイムを切っていた。うち小学校5、中学校5の計10校は夜間も切ったままだった。休日は全校が作動させていた |