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街頭パトロールで、犯罪が500件減/埼玉県戸田市

昨年一年間の窃盗事件の発生率が県下ワースト一位の戸田市。市では今年、汚名返上にと職員総出で街頭パトロールを実施するなどの防犯対策を講じてきた。パトロールは、まずは管理職約160人が7、8月の平日午後に約1時間、交代で市内JR三駅の半径800メートルを中心に実施した。11月から来年3月までは、規模を全職員に拡大し展開している。
これによって、昨年、市内で発生した窃盗は全体で約4千件。市民約30人に1人が被害に遭っている計算で、このうち自転車盗や車上狙いなど街頭犯罪は、11月末の時点で昨年同期比で5百件減の約190件。約20%減っている。
空き巣や事務所荒らしなどを含む窃盗全体では約460件の減少。隣の蕨市でも約60件減少しているが「市の人口や面積を考慮しても、街頭パトロールの効果はてきめん」(蕨署)としている。
今後の課題は空き巣などの侵入盗対策として、市ではこれまで、ピッキング被害防止を呼び掛けるチラシの全戸配布や家庭訪問を実施。自治会など各種団体を総動員して防犯キャンペーンを展開したが、11月までの空き巣発生は昨年同期比で約120件増の約430十件。「ピッキング以外にも犯罪の手口が多様化している」(市生活安全課)と手を焼いている状況だ。
市議会は12月定例会最終日の15日、「犯罪のないまち条例」を可決。今後、市民や事業者、警察関係者などで構成する協議会を立ち上げてさらに防犯対策を強化する。


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