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韓国「セウォル号」船長に死刑求刑-韓国

今年4月16日の韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故で、乗客らを船内に置き去りにして逃げ、殺人罪などに問われた船長のイ・ジュンソク被告(68)ら15人に対する論告求刑公判が27日、光州地裁であり検察側はイ被告に死刑を求刑した。
公判では、イ被告に乗客が死んでも構わないという「未必の故意」があったかが争点になっている。イ被告は公判で「船から乗客を退避させるよう指示した」と起訴事実を否認している。
起訴状によると、イ被告らは、無理な増改築と過積載によって、横転したセ号が沈没すると知りながら、船内に待機している乗客に退避を呼びかけるなど救助措置を取らず、乗客らを死亡させた。
今年4月16日に韓国南西部の珍島沖で起きた客船「セウォル号」沈没事故で、乗客らへの救助措置を怠ったとして殺人罪などに問われた船長イ・ジュンソク被告(68)ら運航担当乗組員15人に対する論告求刑公判が27日、光州地裁で開かれた。
検察はイ被告に死刑を、1等航海士ら3人に無期懲役を求刑した。また、残りの11人に対しては、懲役15~30年を求刑した。
検察はイ被告について、多数の死者が出た事故に直接的な責任があり、反省の様子もないなどと指摘した。
起訴状によると、イ被告と1等航海士らは、事故直後に乗客らの救助を主導する義務があったのに、必要な措置を取らなかった。「乗客らを放置すれば死ぬかもしれない」と認識しながら、「仕方がない」と考えて自分たちが先に脱出し、乗客らを死亡させたとされる。
イ被告は殺意はなかったと主張し、殺人罪については否認している。
この沈没事故では、現在までに294人の死亡が確認され、行方不明者は10人とされている。7月18日を最後に新たな遺体は見つかっていない。


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