空き交番対策で、地域住民に交番を気軽に利用してもらおうと、与那城町の具志川署屋慶名交番はこのほど、「交番ボランティア」制度を立ち上げた。同署によると全国初の取り組み。観光客に地理を教えたり、交番に用のある人に専用電話の利用方法を伝えるなどの役割を果たしながら、住民に交番に常に人がいる安心感を与え、地域に「開かれた交番」づくりを進める。 |
町婦人連合会や清掃ボランティア団体、盆栽の愛好会など地域住民約50人に対する委嘱状と交番ボランティア証が、同交番で16日に交付された。具志堅順助町長、内間康洋具志川署長らも出席。同日は交番内に各団体の手作り作品などが展示された。 |
ボランティアは今後、自由に交番に立ち寄る。比嘉敦子・町婦連会長は、「地域の待ち合わせ場所などとして気軽に利用することで、住民が親しみやすさを持てるだろう。地域防犯にもつなげたい」と話した。 |
同交番の勤務者数は日中1人、夜間2人。巡回連絡や110番訴えの処理、交通取り締まり、事件・事故処理などで、警官の不在状態が多いという。 |