日本への投資に関心を持つ海外の投資家のグループが1日、カジノを中心とした複合型観光施設(IR)の誘致を目指している大阪を訪れ、候補地を視察した。海外からの投資の拡大につなげようと大手証券会社が企画したもので、イギリスやシンガポールなどから資産運用会社や投資ファンドの幹部ら約30人が参加した。
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カジノを中心とした複合型の観光施設を巡っては、設置を推進する法案が国会に提出され複数の自治体が誘致を検討するなど議論が本格化していて、このうち大阪府と大阪市は2020年までに此花区にある「夢洲(ゆめしま)」に施設の誘致を目指している。
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参加した投資家らは50ヘクタールの広大な予定地を視察した後、大阪市の担当者から海外からの観光客を呼び込むための計画の全体像について説明を受け、総投資額の見通しや施設までの交通手段などを質問していた。
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視察したシンガポールの投資ファンドの幹部は、「この地域の不動産に投資する場合、どれだけの利益が出るのか見極めたい」と話していた。また、大阪市港湾局の田中利光営業推進室長は「大阪に興味を持っているのを非常にうれしく思う。今後も情報発信をしていきたい」と述べた。
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