6月に壊されて中から現金が盗まれているのが見つかった岩手県大槌町の旧役場庁舎の献花台のさい銭箱が、修理されて1ヶ月ぶりにもとの場所に設置された。
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震災で多くの町の職員が犠牲になった大槌町の旧役場庁舎には犠牲者を供養するための献花台が設置され、犠牲になった人に祈りをささげる場所になっている。
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しかし6月11日、この献花台の維持費用にあてるため設置されていたさい銭箱が壊され、中の現金が盗まれているのが見つかった。さい銭箱の管理を行っている地元の住民グループは、壊されたさい銭箱の修理を行っていたが、このほど修理が終わったことから1ヶ月ぶりに11日、元の場所に設置した。
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再び設置するにあたってグループでは、盗難を防ぐためさい銭箱を献花台を囲っている小屋の土台にネジで固定した。また、さい銭箱の正面にはさい銭箱が献花台を維持していくために使っていくという目的や秋田県の五城目町から寄贈されたことを記したプレートが取りつけられた。
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献花台の維持・管理にあたっている献花台を見守る会の池ノ谷伸吾代表は、「さい銭箱はちょうど1年前に寄贈されたので、この日に設置できてよかったです」と話していた。
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