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厚木基地騒音訴訟で自衛隊機の飛行差し止め命令 全国初 |
米海軍と海上自衛隊が使用する厚木基地の周辺住民らが騒音による被害を国に訴えた訴訟の判決が21日、横浜地裁であった。佐村浩之裁判長は、過去最高額となる総額約70億円の損害賠償に加えて、自衛隊機の午後10時~午前6時の間の飛行差し止めを初めて命じた。米軍機の飛行差し止め請求は退けた。
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原告は基地のある神奈川県大和、綾瀬の両市や、東京都町田市などの住民約7千人。いずれも航空機の騒音基準「うるささ指数」(W値)が75以上の住民で、07年以降に提訴し、総額53億8,500万円の損害賠償を求めた。さらに提訴以降も一律月2万円の慰謝料などを求めたため請求総額はさらに膨らんだ。
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基地の騒音訴訟で、これまでに判決で認められた損害賠償の最高額は沖縄・嘉手納基地の周辺住民が起こした訴訟の総額約56億2,700万円だった。
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