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STAP問題の理研調査委員長が辞任-自身の論文に疑義

新型万能細胞「STAP細胞」の論文不正問題で理化学研究所の調査委員長を務める石井俊輔・理研上席研究員(62)が、自身の論文への疑義を巡り委員長辞任の意向を表明していた問題で、理研は25日、石井氏の辞任を認め後任に委員の1人で弁護士の渡部惇氏を当てる人事を決定した。
調査委は、不正を認定された小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の不服申し立てを受け、再調査を実施するかどうか審査している。責任者である石井委員長の辞任で今後の審査のスケジュールに影響が及ぶのは必至と見られている。
また理研は同日までに石井氏の疑義について予備調査を開始。不正と認められれば調査委員会による本格調査に移行する。
疑義が指摘された石井氏の論文は、理研などが08年に英学術誌に発表したもので、乳がんを抑制するタンパク質に関する研究。遺伝子を調べる実験結果の画像が一部を切り張りしたのではないかとインターネット上で指摘された。
これについて石井氏は25日に文書を公表。研究不正ではないとしたうえで、「調査委から身を引くことが賢明と判断した。不徳の致すところであり、皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。
石井氏は自身の研究室のホームページに実験ノートのコピーを公開するなどして「オリジナルのデータがあり、不正な改竄ではない」と強調。ただ、疑義を指摘される事態を招いたことを受け、24日に辞任の意向を理研に伝えていた。


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