公共の場所や乗り物だけでなく、職場や学校での盗撮も取り締まることができるよう改正された京都府の条例がきょう(4月13日)施行されました。改正条例が施行されたきょう、京都府警察本部では、山下史雄本部長が捜査員など35人を前に、「盗撮の撲滅を目指して積極的な検挙活動を行って欲しい」と訓示し、捜査員はさっそく警戒に出発した。
|
京都府の迷惑行為防止条例は、これまで、「公共の場所や乗り物」などに限って盗撮を禁止していた。京都府内では、学校や職場などで起きた盗撮の被害が、一昨年からこれまでに少なくとも12件報告されたが、いずれも盗撮容疑での立件は見送られたという。
|
このため京都府は先月、学校や職場など「公衆の目に触れる場所」での盗撮も禁止するよう条例を改正した。職場や学校での盗撮を禁止する条例は全国で初めてだという。
|
山下本部長は、「悪質な盗撮行為を厳しく取り締まり、盗撮を許さないという社会の機運を盛り上げていきたい」と話した。
|