理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)は9日午後1時から大阪新阪急ホテル(大阪市北区)でSTAP細胞の論文問題に関する記者会見を行った。その中で「STAP細胞について200回以上、作製に成功している」と述べた。同細胞を巡っては様々な研究不正が指摘されているが、小保方氏はSTAP細胞の存在を「真実」と改めて主張。研究を進めるために「どこにでも行って協力したい」と語った。
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小保方氏は会見の冒頭で、「私の不注意、不勉強、未熟さ故に多くの疑念が生じてしまい、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまった。心よりおわび申し上げます」と謝罪し、深く頭を下げた。
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一方、小保方氏は「悪意をもって論文を仕上げたわけではない」とも述べ、捏造や改ざんとした理研の認定に反論。時折、言葉を詰まらせながら、「STAPは何度も確認された真実です」と訴えた。
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小保方氏が公の場に出るのは、英科学誌ネイチャーへの論文掲載にあたって1月末に会見して以降初めて。小保方氏は8日、理研に対し、再調査と不正認定の撤回を求めて不服を申し立てていた。
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記者会見は2時間の予定だったが、30分以上オーバーし、記者の質問に懸命に答えた。
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