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偽ブランド品が過去最高、税関2万8,135件差し止め |
財務省は13日、昨年1年間に全国の税関が偽ブランド品やコピー商品などとして輸入を差し止めた件数は2万8,135件で、過去最高を記録したと発表した。すべてが正規品だった場合、130億円相当になるとしている。
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これは前年に比べて5.7%増えて、4年続けて増加し、統計を取り始めた1987(昭和62)年以来最も多くなった。件数の増加は、ネット通販の普及で、個人が偽物と分かったうえでインターネットを通じて注文するケースが増えているためとみられている。差し止められた商品の中にはフランスやイタリアの高級ブランドを模したバッグや衣類のほか、昨年はブランドのロゴなどが入ったスマートフォンのケース、それにエクササイズ用のDVDのコピーなどが目立ったという。
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こうした偽ブランド品やコピー商品は中国から持ち込まれるのがほとんどで、財務省では中国の税関当局との連携など取締りを強化しているが、昨年も全体の90%以上が中国からのものだったという。
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