サッカーJリーグは13日、今月8日に行われた浦和レッズの試合で浦和レッズのサポーター席に通じる入り口のコンコース側に差別的な内容の横断幕が掲げられた問題で、浦和レッズに対し、今月23日のホームゲームを観客を入れないで行う「無観客試合」とする制裁処分を出した。Jリーグが「無観客試合」の処分を出すのは今回が初めて。
|
今月8日、浦和レッズとサガン鳥栖の試合が行われた埼玉スタジアムにアルファベットで「ジャパニーズオンリー」と書かれた横断幕が掲げられた。これについて浦和レッズは「日本人以外はお断り」という差別的な意味があるとして横断幕を掲げたサポーターを特定して聞き取り調査を行い13日、淵田敬三社長が東京都内のJリーグを訪れ調査結果を報告した。
|
これを受けてJリーグは浦和レッズに対し、けん責(始末書提出)と今月23日に埼玉スタジアムで予定している清水エスパルスとのホームゲームを観客を入れないで行う「無観客試合」とする制裁処分を出した。浦和レッズはスタジアム内に不適切な内容が書かれた横断幕が掲げられたにもかかわらず、試合終了後まで横断幕を撤去しなかった。
|