東急セキュリティ(東京都世田谷区)は25日、このほどパナソニック システムネットワークス(東京都中央区、以下パナソニック)のシステムをベースに『東急セキュリティ 画像監視センター』を今年3月末に構築し、これにより同社は、同センターを活用し新たに『東急セキュリティ オンライン画像監視サービス』を来る4月初旬より開始すると発表した。
|
本サービスは、パナソニックグループの「統合セキュリティ画像サーバ型システム」をベースに構築されており、パナソニック製のみならず、様々なメーカーの監視カメラを含め10,000台のカメラを集中管理可能としている(ただし、カメラ機種・仕様によっては、システムに接続できない場合がある)。これにより、大容量画像の集中記録、安全保管が行え、効率的な画像監視・管理が可能となるとしている。
|
本サービスは、東京急行電鉄の鉄道施設および東急グループ各施設、東急線沿線の商業施設、学校、工場施設、商店街、一般企業などの法人の顧客をはじめ、戸建やマンションなどの住宅街などを対象にしたサービスで、遠隔画像監視によりカメラの稼働監視や画像管理などの保守業務を代行するサービスを提供し、カメラの運用負荷軽減をはかることにしている。
|
今後、画像情報を基に、異常発生時には警備員の駆けつけを実施し(警備員の駆けつけは2014年8月より開始予定)、従来型警備サービスからの効率化と警備レベルの向上をはかるとともに、画像解析技術を活用したサービスの高度化を実現し、順次、サービスメニューを拡充するとしている。
|
なお、『東急セキュリティ オンライン画像監視センター』のベースとなった「統合セキュリティ画像サーバ型システム」の主な特長は、以下の通り。
|
(1)柔軟なシステム拡張の実現 •サーバの増設により最大10,000台のカメラ接続が可能。 •カメラプロトコル変換機能の搭載により、他社ネットワークカメラの接続も可能。
|
(2)冗長化によるシステム安定稼動の実現 •システムの冗長化で24時間不停止を想定した構成。 •万一のネットワーク回線故障時もカメラに搭載されているSDカードに画像を一時保存。 故障復旧時に画像監視センターに一時保存画像を収集(パナソニック製品にのみ対応)。
|
(3)スマートデバイスによる出先からの画像確認(2014年度リリース予定) •ライブ画像での現場の状況確認や録画画像による事後検証をスマートデバイスで実施可能。緊急時や出先からの対応も容易に実現。 また、「統合セキュリティ画像サーバ型システム」は、第22回セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2014」(3月4日~7日・東京ビッグサイト)パナソニックグループブース(東2ホール)にても紹介する。
|