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病院・診療所の１割が防火設備で建築基準法違反ー国交省 国土交通省は5日、全国の病院や診療所の約1割にあたる1,724ヶ所で防火扉が正常に作動しないなど防火設備に関する建築基準法違反が見つかったと発表した。 福岡市の整形外科で昨年10月、入院患者ら10人が死亡した火災を受け、同省は全国の病院と診療所計約1万6,000ヶ所を調査した。 無届けで増改築した病院や診療所も541ヶ所あり、違反を確認した病院や診療所に対し、各自治体が是正指導をしている。 防火設備の違反のうち、防火扉やシャッターが正常に作動しない不具合が910ヶ所、防火設備そのものが設置されていないケースが430ヶ所あった。 無届けの増改築のうち389ヶ所は、増改築部分に防火設備を設置していなかったり、柱やはりなどが耐火構造になっていなかったりする違反も判明した。