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スマホのカメラで紙幣識別…目の不自由な人に=国立印刷局

国立印刷局は2日、目の不自由な人が紙幣を識別しやすくなるようスマートフォンのカメラを紙幣に近づけると千円札や5千円札など種類を音声で知らせる専用のアプリを開発し、3日から無料で配信すると発表した。
1万円札など4種類の紙幣は、目の不自由な人でも識別できるよう、隅の部分に凹凸や1万円札と5千円札にはホログラムを付けているが、流通している過程で劣化すると識別が難しくなり課題となっていた。
このため、紙幣を製造している国立印刷局は、より確実に識別できるようにしようとスマートフォン向けの専用のアプリの開発を今年4月から始め、このほど完成した。
このアプリを使って、利用者がスマートフォンのカメラで紙幣を映すと「1万円」とか、「千円」などと音声で知らせるようになっている。
国立印刷局では、このアプリを3日から「iPhone」向けに無料で配信することにしていて、今後はほかの機種でも利用できるようにしていきたいとしている。アプリの開発を担当した国立印刷局の伊藤一男参事は、「目の不自由な方やお年寄りの方が紙幣を間違って使うことがないように活用してほしい」と話している。
国立印刷局では合わせて、より識別しやすいようホログラム部分を大きくした新しい5千円札も来年5月から発行すると同日、あわせて発表した。


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