Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
  

二本松駅前に「奉行所」/市で全国初のパトロール隊詰め所/地域安全の拠点きょう開所

自治体直轄で市としては全国で初めて結成された、福島県二本松市の二本松地区地域安全パトロール隊の立寄所(交番)がJR二本松駅前に設置された。隊の詰め所的存在で、名称は「二本松奉行所」。これまでなかった交番の代替施設として駅前の安全対策にも大きな効果が期待されている。10日午後1時30分から、二本松署の年末年始特別警戒出動式に合わせ、開所式が行われ、出動宣言をした。
JR二本松駅前には交番がなかった。年間200万人以上の観光客が訪れる二本松市の玄関口の治安の確保のためにも、以前から交番設置の要請の声はあったが、県の予算などさまざまな問題があり、実現が難しかった。
今回、地域安全パトロール隊が結成されたことから、交番の代替になる立寄所構想が浮上した。丹羽家入府360年事業を展開してきた市がプレハブの本体を予算化し、二本松市商店連合会が発起人となり外観を整える費用を募った。市内の治安に目を光らせる意味も込め、城下町にふさわしい「二本松奉行所」と名付けた。瓦屋根に提灯(ちょうちん)をぶら下げ、城下町を象徴する外観になっている。
地域安全パトロール隊員の詰め所とするが、警察官も頻繁に立ち寄り、他の地域安全ボランティアも利用し、常時人がいるようにする。奉行所脇には「目安箱」を設置し、犯罪情報や困りごと相談にも対応したいという。全国でも初とみられる自治体直轄の“交番”は、県内外からも注目を集めると思われる。奉行所の開所式は10日午後1時半から。二本松署の年末年始特別警戒出動式に合わせ、行われる。テープカットで開所したあと、出動宣言を行う。


footer