スーパーのイオンは22日、公開買い付け(TOB)の結果、スーパーのダイエー株を44.24%(議決権所有割合)を保有する筆頭株主になると発表した。イオンはダイエーに対して過半数の役員を派遣していることから、ダイエーは8月27日付でイオンの連結子会社となる。
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イオンは7月25日にTOBを開始、8月21日に期日を迎えた。筆頭株主だった丸紅は保有株約29%のうち約24%を応募。イオンはこれまでの持ち株20%と丸紅の応募分を併せ44.24%を保有することになった。
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イオンは中期計画の中で、アジアシフト、大都市シフト、シニアシフトを掲げており、ダイエーが持つ首都圏の店舗網は大都市シフトに貢献するとみている。ただ、ダイエーの店舗は老朽化が進んでおり、再建には改装投資が必要になる。
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ダイエーはイオン出身の村井正平社長の下、中期計画の策定を進めており、ここで再建に向けた青写真が示されることになる。
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