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米デトロイト市が破綻-負債180億ドル、米自治体で最大

自動車産業のメッカとして知られた米中西部ミシガン州のデトロイト市が18日(日本時間19日)、同州の連邦裁判所に連邦破産法第9条の適用を申請し財政破綻した。米メディアによると、負債規模は180億ドル(約1兆8,000億円)を超える見通しで、米国の地方自治体の破綻では最大となる。米CNNテレビも「米史上最大の自治体破綻が起きた」と速報した。
デトロイトは、米最大の自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)が本社を構え、関連企業を含めて自動車産業が古くから集積。日本でも知名度が高く、最盛期には180万人まで人口が増えて栄えた。
しかし、1970年代ごろから日本の自動車メーカーとの競争などで徐々に産業が衰退し、治安も悪化するなどして人口流出が続くようになり、約70万人にまで減少。税収の落ち込みに景気低迷も重なり、慢性的な財政難に陥った。
ミシガン州のスナイダー知事は今年3月、デトロイト市の財政非常事態を宣言。同市の緊急事態財政管理者が任命され、破綻回避に向けて債権者と協議を重ねてきたが、資金繰りに行き詰まった。


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