子どもの万引きなどがあとを絶たないことから警察や学校などが連携して対策を考える会議が11日、香川県警本部で開かれた。この会議は香川県の人口あたりの少年少女の検挙や補導の数が全国ワースト上位であることから警察や学校などが連携して非行防止の対策について考えようと開かれたもの。
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会議の始めに、県警本部の筋伊知朗本部長が「少年少女の検挙や補導の数は、調査を始めて以来、最も少なくなってきているが、強盗など凶悪な犯罪が集団化し、悪質化にもなっている。活発に意見交換したい」と挨拶した。
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このあと警察からは昨年、万引きで検挙や補導された中学生と高校生は241人で、一昨年に比べて119人も減った一方で、小学生は2人増えて41人となるなど低年齢化が目立ち、小学校では万引き防止の授業が行われていることが紹介された。
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また、教育委員会からは、元警察官などが学校の授業中に校内の見回りをして授業に出ていない生徒たちに授業の参加を促した結果、昨年度の校内暴力の件数は最も多かった09年度の半数になったことが報告された。
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会議では、少年少女による強盗事件なども増えていることから今後も各機関で協力して非行防止に努めていくことも確認された。
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