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店員が携帯で写した犯人映像などを即座に捜査員へ
京都府警が初動捜査に活用

京都府警では、コンビニ強盗などの発生時に店員が携帯電話で写した犯人や逃走車両の映像をメールで受信し、緊急配備中の捜査員に配信するシステムをスタートさせた。映像を入手するまでの時間を大幅に短縮することができ、府警では「効率的な捜査が可能になる」と期待している。
従来は事件発生時に警察官が現場に着いてから監視カメラの映像を送信していたため、捜査員が映像を入手するまで30分以上かかるケースが多かった。
新システムでは、店員に府警本部の専用アドレスへ即座に画像を送信してもらい、捜査員の携帯端末やパトカーに配信する。聴覚障害者や言語障害者向けに運用してきた「メール110番」の仕組みを初動捜査に活用したという。
府警は4月26日、上京区でコンビニ強盗を想定したメール送信訓練をした。女性店員が犯人の逃走車両を撮影し、メールに添付して府警本部に送信。事件発生から約5分後には捜査車両に設置された端末などに車のナンバーや形状がはっきり写った映像が配信できた。
府警は2月には、大手警備会社と協定を結び、同社が契約している店舗や事業所に設置された防犯カメラの映像を、事件発生時にメールで受信する態勢も整えている。警備会社が監視カメラに写った映像の中から犯人とみられる人物の映像を選んで府警に送信している。
府警通信指令課は、「祇園暴走事故のように状況の把握が困難な時も現場からの映像は役に立つ。コンビニなどに登録を呼びかけていく」としている。


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