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ロシア訪問中の安倍首相は29日午後(日本時間29日夜)、モスクワのクレムリンでプーチン大統領と会談した。両首脳は、日露平和条約の締結に向け、北方領土問題の解決策を探る交渉を加速する方針で一致した。停滞していた領土交渉は再スタートを切ることになった。
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両国首脳や外相の政治対話の強化、外務・防衛閣僚会議(2プラス2)の創設でも合意した。日本の首相がロシアを公式訪問するのは、03年の小泉首相以来10年ぶり。
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首相は会談の冒頭、「日本とロシアがパートナーとして協力の次元を高めていくことは、時代の要請であり、国際社会の平和と繁栄に寄与することになる」と述べ、両国間の協力強化に意欲を示した。大統領は、首相の訪問を歓迎したうえで、「平和条約問題、アジア太平洋地域全体の問題に関して意見交換したい」と語った。
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