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2月末に退位したローマ法王ベネディクト16世の後継者を決めるバチカン(ローマ法王庁)の秘密会議「コンクラーベ」は13日夜(日本時間14日未明)、第266代法王を選出した。選挙会場であるバチカン市国のシスティーナ礼拝堂の煙突からは「法王決定」を告げる白い煙が立ち上り、サンピエトロ大聖堂の鐘の音が鳴り響いた。
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新ローマ法王は、アルゼンチン・ブエノスアイレス大司教のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)。新法王はフランチェスコ1世を名乗る。米大陸からの法王選出は初。
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法王は世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つ最高位聖職者。新法王は、スキャンダルで失墜したバチカンの権威回復と、内部対立できしむ法王庁の立て直しに取り組む。12日のコンクラーベ開始から2日目、第5回投票での選出となった。
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