群馬県前橋市は5日、市内で2日から通り魔とみられる事件が多発したで「緊急対策会議(議長・都木一年助役)」を設置、市役所で初会議を開いた。会議では、通り魔対策として11項目を採択した。市内の小中校1校あたり20個常置している貸出用防犯ブザーを、新たに約100個ずつ配布、校区内の危険個所を確認し対応を推進、教職員をはじめPTAや警察、関連団体による校区内の巡回、市内約220ある自治会に、市長名で同会議への協力を要請などが取り決められた。 |
会議後会見した、飯塚朝一市民部長は「事件を防ぐには、市民、警察、行政の連携が不可欠。地域の安全のために、市としてできるだけの対応をしたい」と、事件に対する同市の姿勢を示した。 |
同市内では、2日に江田町で下校途中の女子中学生が何者かに棒で後頭部を殴られる事件が発生、3日と5日にも通り魔の疑いのある事件が発生している。いずれも容疑者は特定されておらず、前橋署と前橋東署は捜査を続けている。 |