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北朝鮮が核実験、3回目、過去最大の地震規模

北朝鮮は12日、咸鏡北道吉州郡で、06年10月、09年5月に続く3回目の核実験を実施した模様だ。12年12月の長距離弾道ミサイル発射から短期間のうちに再び国際社会を挑発する強硬策に踏み切ったことで、朝鮮半島情勢はさらに緊迫した局面に入った。
日米韓などは、国連安全保障理事会の緊急協議開催を要請する方針。日本政府は12日、安全保障会議を開催し、韓国政府も国家安全保障会議を緊急招集した。韓国国防省報道官は「追加の核実験やミサイル発射の可能性についても注視している」と述べた。また、聯合ニュースは米韓両軍は対北朝鮮情報監視態勢のレベルを引き上げたと伝えた。
北朝鮮は公式発表を行っていないが、核実験は吉州郡豊渓里の実験場で行われたとみられる。日本政府によると、核実験によるとみられる人工的な地震波は、12日午前11時57分50秒に観測。地震の規模はマグニチュード(M)5.2。豊渓里で行われた過去2回の核実験の際の地震規模より大きい。爆発規模について、韓国国防省は6~7キロトンと推定。06年の爆発規模は1キロトン未満、09年は数キロトンとみられている。
実験した爆発物の型は不明。北朝鮮は事前に「高いレベルの核実験」実施の方針を示しており、初めてのウラン型やブースト型核分裂弾(強化原爆)の可能性もある。
秘密裏の開発が容易なウラン型の実験に成功したとすれば、北朝鮮の核の脅威は新たな段階に入る。過去2回と同様のプルトニウム型やコンパクトで強力な爆発力を持つブースト型の場合も、ミサイルに搭載できる小型の核弾頭開発につながる恐れがある。


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