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奈良市の大型商業施設の「奈良ビブレ」が売り上げの不振から20日夜閉店した。「奈良ビブレ」は近鉄奈良駅にほど近い奈良市の中心部にあり、ファッションを扱う店や書店（啓林堂書店奈良三条店）など30の店舗が入っていた。
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スーパーの建物を改装して平成2年に開業し若者文化の発信地として親しまれてきたが、最近は大阪などの周辺都市や郊外型の施設に客が流れて売り上げが落ち込み閉店することになった。最後の営業となった20日は多くの人が訪れ、両手いっぱいに袋を抱えた買い物客の姿も見られた。
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そして午後8時過ぎ、50人ほどの従業員が正面玄関に並び、「奈良ビブレ」の渕上幹雄店長が「多くのお客様や商店街の方々からご支援をいただき、ありがとうございました」と挨拶しシャッターが閉められた。店の前には大勢の人が集まり、「ご苦労さまでした」と声をかけたり写真を撮ったりして閉店を惜しんでいた。
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