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養殖ウナギの生産量が全国3位の宮崎県は、ウナギの稚魚が減っていることから秋からの3ヶ月間、すべてのウナギの禁漁期間を設けた。ウナギでこうした禁漁期間が設けられるのは、全国の都道府県でも初めて。
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養殖ウナギは、海から川をさかのぼる稚魚の「シラスウナギ」を捕獲し、池で人工的に育てるもので、宮崎県は、去年の生産量が4千トンに上り全国3位だった。しかし、「シラスウナギ」の捕獲量は年々減っていて、去年は250キログラムで、4年前に比べると6分の1ほどになった。
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このため宮崎県は、「シラスウナギ」を増やそうと天然の親ウナギが産卵のために川を下って海に向かう10月から12月までの3ヶ月間は大きさに関わらず、すべてのウナギを対象に県内の河川での漁を禁止することに決めた。早ければ今月20日から始め、当面、3年後の平成27年まで続けるという。
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