滋賀県の嘉田由紀子知事(62)は27日午後3時から大津市内のホテルで記者会見し、新党「日本未来の党」を結成すると表明した。原発を段階的に削減する「卒原発」など6つの主要政策を掲げ、「未来をつくる政治の結集軸」を目指すとした。嘉田氏が代表をつとめる。会見に同席した飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長が代表代行に就く見通し。
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6つの主要政策とは、「卒原発(脱原発)」のほか、「活女性、こども」「守暮らし」「脱増税」「脱官僚」「誇外交」の計6項目。
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嘉田氏は「びわこ宣言」も同時に発表。「多数の原発が集中立地する若狭湾(福井県)に近い滋賀県、琵琶湖をあずかる知事として、国政にメッセージを出さないことは、これまで琵琶湖を守ってきた先人に対しても、子や孫に対しても申し訳が立たない。国民の信頼を取り戻し、国民が希望を持つことができる、未来への選択肢となる新しい政治の軸を立てる」と決意を表明した。
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「びわこ宣言」の賛同者には稲盛和夫、坂本龍一、菅原文太、鳥越俊太郎、茂木健一郎5氏が名前を連ねた。
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