石原都知事の緊急記者会見は25日午後3時に始まり3時47分に終わった。石原氏は都知事を辞任して新党を結成し、衆院選への出馬を明らかにした。尖閣諸島の問題などを巡り、官僚の対応を批判。「明治以来の中央集権制度をシャッフルしなければならない。命あるうちに最後の奉公をしたいと思った」と述べた。
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後継には猪瀬副知事を指名。「あんな優秀な副知事はいない」と話した。新党と日本維新の会の連携についても、前向きに検討する考えを示した。石原知事の辞表が25日に受理されれば、知事選は12月13日までに行われる見通し。
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記者会見の内容は次のとおり。 ・「今日をもって辞職します」 ・会見場で辞表を披露 ・国会に復帰しようと思っている ・新党を立ち上げて、仲間とやっていく ・憲法改正に意欲。「憲法は我欲を培ってきた」 ・中央官僚の欠点は発想力がない ・国の会計制度を批判 ・「尖閣諸島に船だまり必要」。外務省を批判 ・南鳥島周辺のレアアース調査・採掘を通産省が許さないと批判 ・命あるうちに最後の奉公をしたいと思った ・「明治以来の中央集権制度をシャッフルしなければならない」 ・新党結成は今日でも昨日でも明日でも、やる準備ができている ・今の自民党はそんなに評価できない ・選挙制度を批判。「中選挙区制に戻さないといけない」 ・都政を放り出すのではない。東京のために国政でやらなければならない ・後継都知事に猪瀬副知事を指名。「あんな優秀な副知事はいない」 ・今の憲法の合法性に疑問を提示。「新しい憲法に変えたらいい」 ・自らは比例での立候補を想定。「橋下君は、市長として辣腕を振るった後に出ればいい」 ・「(国民の生活が第一の)小沢氏と組むことはないだろう」 ・新党と日本維新の会の連携に前向き ・原発は、社会全体にエネルギーを供給するためのツール ・新党での役職は「代表」と表明
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