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外国人献金や暴力団関係者との交際が発覚した田中慶秋法相(74)は23日午前、体調不良を理由に野田首相に辞表を提出した。田中氏は「公務」を理由に国会審議を欠席したことにも批判が強まっており、事実上の更迭となる。内閣改造から約3週間で閣僚が辞任したことで、野党が首相の任命責任を追及するのは必至。首相は後任の人選を急ぎ政権立て直しを図るが、野田政権に大きな打撃となりそう。
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田中氏は23日午前9時、法相秘書官を通じて、藤村官房長官に辞表を提出し、首相も受理した。民主党の輿石東幹事長と安住淳幹事長代行に対し「体調が万全でなく診断書もある。職務をまっとうできないのは大変残念だ」と書面で伝えた。田中氏は同日午前の閣議を欠席。首相は閣議後の閣僚懇談会で「法相は体調不良で入院し、検査でいくつかの症状があった」と説明した。
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