福岡県北九州市では、今年8月以降、県の暴力団排除条例に基づいて暴力団員の立ち入りを禁止するステッカーを掲示した飲食店の経営者などが刃物で切りつけられる事件や、飲食店が入る雑居ビルを狙った放火事件が相次いでいることを受けて、市内の繁華街に計100台の監視カメラを新たに設置することを決めているが、新たに設置される100台の監視カメラは来年3月下旬に運用が始まる見通しとなった。
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北九州市によると、その後の調整の結果、監視カメラは県の暴力団排除条例でステッカーの掲示対象地域になっている小倉北区堺町周辺に62台、八幡西区黒崎周辺に38台が12月から設置されることになり、運用開始は来年3月下旬になるという。
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一方、去年秋から今年春にかけて相次いだ銃撃事件を受けて、北九州市が市内の幹線道路で新たに設置を進めている78台の監視カメラについても、運用開始は来年3月下旬になる見通し。
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北九州市はプライバシー保護などを目的に監視カメラの運用基準をつくる計画で、録画された映像は市の責任者以外は取り扱いが出来ないことや、警察以外には映像提供しないことなどを盛り込むことにしている。
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