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 「丸善」名古屋栄店が丸栄で営業再開－売り場面積2割広く 「丸善名古屋栄店」は、入居ビルの老朽化による移転のため6月下旬に一時閉店したが、27日、隣接する百貨店・丸栄(名古屋市中区栄3)の6、7階に再オープンする。丸善書店の岡充孝副社長は再オープン前日の26日、「歴史ある栄地区で移転できてよかった。店員と話したり実際に本を手に取って選ぶ楽しみを提供できたら」と話した。 新店舗の売り場面積は約2,640平方メートルで、旧店舗の約2,230平方メートルより2割程度広くなった。蔵書も旧店舗より5割増え約80万冊。百貨店入居に伴い、従来は扱っていなかったコミックスを並べる。6階は雑誌や文庫など。7階は従来高い評価を受けていた専門書のほか、児童書や参考書、コミックスなどを置く。料理などの実用書や児童書なども充実させたという。 丸善名古屋栄店は1874年開店の老舗。中部地区の旗艦店で、多くのファンがいる。丸栄も「書店に来たお客様が、他の売り場で買い回りをしてもらえれば」と、幅広い世代が利用する書店の出店効果に期待している。