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分厚い中間層復活が重要-労働経済白書 非正規の雇用安定や処遇改善求める |
厚生労働省は14日、12年版「労働経済の分析」(労働経済白書)を公表した。非正規労働者の拡大を受け「非正規の雇用安定や処遇改善への取り組みが必要だ」と強調し、これまで国内消費を支えてきた「分厚い中間層」の復活が重要だと訴えている。
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白書は、非正規労働者の割合が雇用者全体の35%まで高まり、10年前に比べて8ポイント上昇していると指摘。「非正規の増加が、低所得者層の増加につながっている」と分析し、正社員への切り替えのほか昇給や能力向上に役立つ教育訓練が求められるとした。
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