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南海トラフ巨大地震被害想定-最悪32万3,000人

中央防災会議の作業部会と内閣府の検討会は29日、東海から九州沖を震源域とする「南海トラフ巨大地震」について、死傷者や浸水域など被害想定を発表した。
関東から九州の太平洋側が最大34メートルの津波と震度7の激しい揺れに見舞われ、最悪のケースでは死者32万3,000人、倒壊・焼失建物が238万6,000棟に上り、1,015平方キロが浸水する。内閣府は「発生確率は極めて低く、対策を取れば被害を減らせる」と冷静に受け止めるよう強調している。
死者32万3,000人となるのは、在宅者の多い冬の深夜に発生し、東海地方の被害が大きいケース。死者数は東日本大震災の死者・行方不明者(約1万8,800)の17倍で、国の中央防災会議による03年の三連動地震想定の死者2万5,000人の13倍。負傷者は62万3,000人、救助が必要になる人は31万1,000人と推定された。
死者数が最も少ないのは、在宅率の低い夏の正午に、四国や九州で被害が大きい地震が起きた場合で、3万2,000人。
一方、建物被害が大きくなるのは火気使用の多い冬の午後6時のケース。最大で238万6,000棟が全壊・焼失する。


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