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武装工作員の上陸に備え京都府警と陸自が初の図上訓練

京都府内に武装工作員が侵入した事態に備えて、京都府警と陸上自衛隊第3師団(兵庫県伊丹市)は28日、京都市上京区の府警本部で共同図上訓練を実施した。「敵」の動きに合わせた双方の部隊配置や住民の避難などを地図上で想定し、連携を確認した。昨年4月に両者が締結した治安の維持に関する現地協定による初めての訓練だった。北朝鮮の不審船や国際テロ組織の活発な活動などを踏まえ、連携して武装工作員に対応するのが目的だった。
訓練は、強力な武器を持った武装工作員が日本海側から府内に上陸したとの想定で、府警、陸自合わせて約65人が参加した。治安出動命令が首相から出され、現地で連絡会議を開く流れを確認した。
また、訓練会場の中央に置かれた縦2メートル、横3メートルほどの府北部の地図上で、部隊にみなした駒を動かし、武装工作員の発見や鎮圧、重要施設の警備などをシミュレーションした。冒頭、府警の米田壮本部長は「テロの脅威を現実的にとらえる必要がある。相互の能力を発揮して府民の安全を守らねばならない」と述べた。


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