5年前の1998年7月18日に京都市のマンションで京都府立医大付属病院看護師西田和代さん(当時25歳)が刺殺され、現金などが奪われた事件で、京都府警は14日、同市北区小山西花池町、会社役員河合正夫容疑者(46)を強盗殺人容疑で逮捕した。 |
現場から採取した掌紋を警察庁のコンピューターによる「掌紋自動識別システム」で照合、過去に自動車盗で逮捕された河合容疑者のものと一致した。 掌紋自動識別システムは、警察庁が昨年春に世界で初めて採用したシステムである。掌紋は、指紋同様1人ひとり異なるが、システムが出来る前は、容疑者を絞り込んでから手作業で照合していたため識別が容易でなかった。 |
河合容疑者は、1998年7月18日に同市中京区の西田さん宅に侵入、西田さんの胸を包丁で刺して殺害、室内にあった現金数万円とキャッシュカードを奪った疑い。 宮崎県に住む西田さんの両親や同県出身者らが、200万円の懸賞金を用意、情報提供を呼びかけていた。 |