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家電量販最大手のヤマダ電機は13日、九州を中心に店舗を展開する業界8位の「ベスト電器」が今年12月までに実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると正式発表した。約121億円で発行済み株式の51.16%を取得する。子会社化後の両社の売上高の合計は2兆円を超え、2位のビックカメラ=コジマ連合を大きく引き離す。
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同日、都内で会見したヤマダ電機の山田昇会長は「専門店としての規模の利益を出すには、量的なシェアにこだわる」と九州が地盤のベスト買収で業界の圧倒的首位にたち、メーカーとの仕入れ価格交渉で優位に立てるメリットを強調した。
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ベスト電器の小野浩司社長は「ヤマダ電機には学ぶべき点が多く、資本・業務提携で企業価値を高められる」と話した。ヤマダはベストに経営陣を派遣せず、ベストは子会社化後も店名は変更せずに営業を続け、上場も維持する。
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