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新500円硬貨で初の偽造、計8枚を確認、色・材質に違い

財務省は27日、偽造された新500円硬貨が見つかったと発表した。新500円硬貨は最新の偽造防止技術を盛り込んで00年8月から発行されているが、偽造が見つかったのは初めて。
横浜銀行から日本銀行横浜支店に持ち込まれたもので、正式に偽造と確認されたのは8枚。さらに偽造の疑いが濃いとされるものが4枚あり、被害が増える可能性もある。神奈川県警は通貨偽造、同行使の疑いで調べている。
財務省や日銀などによると、偽物は02年銘と03年銘が4枚ずつ。本物に比べて色がやや白っぽかったり、黒みがかったりしているのが特徴である。模様の一部も欠けている。真鍮(しんちゅう)にニッケルめっきがしてあるだけで、材質が本物と違うため、ほとんどの自動販売機では使えないという。
新500円硬貨は旧硬貨の偽造事件が多発したのを受けて、斜めにすると文字が浮かぶ「潜像」などの最新の偽造防止技術を盛り込んで発行された。偽物はこの潜像の文字がほとんど見えず、縁の斜めのギザも乱れているという。財務省は「よくみれば比較的簡単に違いはわかる。新しい技術が破られたとは思っていない」(国庫課)としている。
偽造硬貨は21日に日銀から造幣局に鑑定の依頼があり、造幣局で本物かどうか調べていた。


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