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大飯原発の再稼働は「妥当」-安全性確認、野田首相ら

野田首相と枝野経済産業相ら3閣僚は13日、首相官邸で原発の再稼働を協議する6回目の会合を開き、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転再開を「妥当」と判断した。会合では、関電が安全対策の工程表を提示した同原発の安全性を最終確認。大幅な電力不足が懸念される今夏の需給状況を踏まえ、福井県に再稼働への協力を早期に要請することを決めた。
枝野経産相は会合終了後の記者会見で「大飯3、4号機の安全性について最終的に確認した」と語り、同原発の安全を宣言。さらに「今夏は非常に厳しい電力不足に直面している」と説明し、「同原発の再稼働には必要性が存在する」と強調した。
さらに「地元をはじめとする国民の理解をお願いするプロセスに入りたい」とも述べ、福井県の西川一誠知事やおおい町の時岡忍町長を14日に訪ね、再稼働を認める方針を説明して理解を求める考えを示した。
大阪市の橋下徹市長は同日、政府が関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働が必要と判断したことを受け、「民主党政権を倒すしかない。次の(衆院)選挙の時に(政権を)代わってもらう」と市役所で記者団に語り、民主党政権への対決姿勢を鮮明にした。
橋下市長はその理由について「(内閣府の)原子力安全委員会に大飯原発が安全なのかどうか、コメントをしっかり出させないといけない。安全委はストレステストの一次評価の結果を了承したが、安全だとは一言も言っていない。民主党の統治のあり方は危険だ」と説明。そのうえで、「次の選挙では絶対(再稼働)反対でいきたい」と次期衆院選で争点に据える考えを示した。
安全委の班目春樹委員長は3月13日、同原発のストレステスト(耐性検査)1次評価について、「(経済産業省原子力安全・保安院による)審査手法に問題はない」と了承したが、安全性評価は不十分との見解を示していた。



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