長野県警は、東日本大震災の被災地でのボランティア活動を立ち直りのきっかけにしてもらおうと14、15の両日、万引きなどの補導歴がある少年らを仙台市内に派遣することを7日明らかにした。全国初の試みという。
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被災地に行くのは長野県内の15~18歳のアルバイト少年3人と高校生4人の計7人。うち6人は万引きや自転車盗などの補導歴があり、残り1人は補導歴がない友人。県警少年課が本人らに声を掛けたところ、参加を希望した。
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活動するのは仙台市宮城野区。NPO法人「仙台津波復興支援センター」の指示に従ってがれきの除去や田畑の草むしりなどを手伝う。日頃から非行少年らの相談に応じる信州大の学生3人と少年課職員6人も同行する。
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長野県北部の栄村も震度6強の地震で被災したが、多数の死者・行方不明者を出した東北地方にした。県警のマイクロバスで往復し、経費約5万円は県万引防止対策協議会連合会が負担する。
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少年課は「被災地の現状を見たり、社会貢献活動をしたりすることで少年たちの更生につながれば」と話している。
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